独学メインで、英語・英会話を上達させる15通りの勉強方法
わたしは長期留学の経験がなく、日本語と同じように英語を話せるわけではありません。
ですが、自分で英語を使う機会を積極的に作り、外国人しかいない状況でも問題なく、楽しく過ごせるまでになりました。
一口に英語と言っても、目指しているレベルは人それぞれ。
TOEICなどの試験の場合は、テストの点数で計ることも出来ますが、多くの場合そのレベルや目的は曖昧にされています。
しかしながら、英語学習の目的を曖昧にしたまま、英語の勉強を始めてしまうと、一向に「英語が話せる」という感覚を味わうことができません。
留学体験をシェアするウェブマガジンの運営で、多くの留学生の声を聞き、3度の短期留学、100組を超える外国人ガイドを経験したわたしが、英語・英会話の学習法に指標を設け、その目標を達成するための具体的な方法をまとめます!
レベル別英語・英会話スキルの目標設定方法
目標設定がきちんと行うことで、最適な英語の学習方法が見えてきます。
英語を学ぶ目的を4つのレベルに分類したので、自分がどのタイプに当てはまるか考えてみてください。
それぞれのレベルには、目的の英語力を身につけるために最適な勉強方法も紹介しています。
わたしが目指しているタイプが「レベル3:日常会話がスムーズにできる」だったため、「レベル4:ビジネスシーンで、ネイティブと対等に話すことができる」の勉強方法としておすすめしている「長期留学」や「ワーキングホリデー」という選択を取らなかったように、無理をしてやみくもに様々な勉強方法を取り入れずとも、身につけたい英語力は、おすすめの方法で十分身につくはずです。
レベル1:咄嗟の英会話に困らない
・旅先で最低限困らない会話ができる
・失礼に当たらない接客ができる
・相手の話していること、アナウンスの概要がわかる
・簡単なメールやSNSでやりとりができる
【おすすめの勉強方法】
1. Youtube(リスニング)
3. 洋楽(リスニング)(ボキャブラリー)
4. 洋画、海外ドラマ(リスニング)(ボキャブラリー)
6. アプリ(リスニング)(ボキャブラリー)
9. カフェ英会話♪ / 英会話カフェ(スピーキング)
レベル2:英会話でコミュニケーションが取れる
・旅先でスムーズに話ができる
・外国人の友だちに日本を案内できる
・趣味を英語で楽しめる
【おすすめの勉強方法】
1. Youtube(リスニング)
7. 本(文法)
8. ボランティアガイド(スピーキング)
9. カフェ英会話♪ / 英会話カフェ(スピーキング)
11. 短期留学
レベル3:日常会話がスムーズにできる
・初対面の外国人と楽しく会話ができる
・問題なく日常会話ができる
・自分の意見を英語で話すことができる
【おすすめの勉強方法】
2. TED(リスニング)(スピーチ)
5. news(リーディング)
10. オンライン英会話(スピーキング)
12. スタディーツアー / ボランティア(スピーキング)
13. インターナショナルバスツアー(スピーキング)
レベル4:ビジネスシーンで、ネイティブと対等に話すことができる
・ネイティブ同士の会話に問題なく混ざれる
・アカデミックな会話ができる
・仕事で英語を使うことができる
【おすすめの勉強方法】
2. TED(リスニング)(スピーチ)
5. news(リーディング)
6. アプリ(リスニング)(ボキャブラリー)
14. 長期留学
15. 海外インターン/ワーキングホリデー(スピーキング)(ボキャブラリー)
英語・英会話を効率よく学ぶ15通りの方法
目次
- レベル別英語・英会話スキルの目標設定方法
- 英語・英会話を効率よく学ぶ15通りの方法
- 1. Youtube(リスニング)
- 2. TED(リスニング)(スピーチ)
- 3. 洋楽(リスニング)(ボキャブラリー)
- 4. 洋画、海外ドラマ(リスニング)(ボキャブラリー)
- 5. news(リーディング)
- 6. アプリ(リスニング)(ボキャブラリー)
- 7. 本・参考書(文法)
- 8. ボランティアガイド(スピーキング)
- 9. カフェ英会話♪ / 英会話カフェ(スピーキング)
- 10. オンライン英会話(スピーキング)
- 11. 短期留学
- 12. スタディーツアー / ボランティア(スピーキング)
- 13. インターナショナルバスツアー(スピーキング)
- 14. 長期留学
- 15. 海外インターン/ワーキングホリデー(スピーキング)(ボキャブラリー)
- 目的に合った勉強方法を選ぶことが、英語習得のための最短ルート
1. Youtube(リスニング)
通学・通勤時間に、おすすめなのがYoutube。
こんなにも良質なコンテンツが無料なのに、使わない手はありません。
英語学習者、必見のチャンネルをご紹介します。
まずは、バイリンガールちかさんのチャンネル。
動画1つ1つのクオリティが高く、見ていて全く飽きません。
旅先ですぐに使える表現や、言えそうで言えない言い回し、似ているけれど使い分けたい英単語などなど、かゆいところに手が届く素晴らしいレッスンばかり。
続いて、日本大好きなカナダ人、シャーラさんのチャンネル。
彼女ならではの視点で切り取る日本文化は、日本人も楽しめるユニークなものばかり。
日本語字幕があるので、安心です。
「外国人に伝わらない和製英語」「外国人が好きな日本のおかし」など、役立つものがたくさん!
2. TED(リスニング)(スピーチ)
アカデミックな英語表現に慣れたいなら、TEDがおすすめ。
リスニング力が鍛えられるだけでなく、英語で知識をつけることができます。
3. 洋楽(リスニング)(ボキャブラリー)
好きなアーティストの曲をカラオケで歌えるくらい聞きましょう♪
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)、ブルーノ・マーズ(Bruno Mars)、アヴィーチー(Avicii)などは、歌詞が聞き取りやすいです。
4. 洋画、海外ドラマ(リスニング)(ボキャブラリー)
まずは、字幕ありで2回。次に字幕なしで2回見て、徹底的に聞き取りの練習をすると、かなり力がつくはずです。
最初は、わかりやすい英語が使われているディズニー作品がおすすめ。
慣れてきたら、日常が描かれている映画を繰り返し見て、よく使われる表現を自分のものにしていきます。
英語学習のモチベーションアップに、「マダム・イン・ニューヨーク」は、ぜひ見てみてほしい作品。
海外ドラマも、会話表現の勉強にうってつけ。
短時間でさくっと見られるので嬉しいです。
5. news(リーディング)
英語のニュースのキュレーションアプリ。
自分が読みたいテーマが選べるので、好きな時間にさくっと読めるところが魅力。
イギリスに短期留学をしたときには、「BBC」でニュースをチェックすることがマストでした。
行きたい国や行った国のニュースをチェックしてみるのもいいですね。
ユニークなものだと、ポジティブなニュースばかりを集めた「Positive News」も素敵ですよ!
読んでわからない単語があれば、まずはメモ。
あとから調べて、ボキャブラリーリストを作るのがおすすめです。
6. アプリ(リスニング)(ボキャブラリー)
アプリは、単語や文法のトレーニングとして特におすすめ。
わたしは繰り返し問題を解いて、前置詞のパターンを覚えました!
目的を絞って、2〜3つのアプリを使い倒すのが良さそう。
参考
▷英語の勉強 おすすめアプリランキング | iPhone/iPadアプリ – Appliv
7. 本・参考書(文法)
文法を学ぶなら、やはり本がおすすめ。
基礎の英文法をしっかり抑えることができれば、会話で困ることはありません。
わたしは東進の人気講師、今井先生のおかげで英語の偏差値が15は上がりました。
曖昧に理解していた文法がスッキリ整理されること間違いなし。
日本文化を英語で伝える本は重宝するので、1冊は持っておきたいもの。
おすすめは、通訳ガイド歴30年の著者による丁寧な説明が書かれたこちらの本。
繰り返し音読することで、急な場面でも言いたい言葉が出てくるようになります。
8. ボランティアガイド(スピーキング)
わたしは外国人観光客の方にボランティアガイドをするサークルに所属していました。
ガイドをすると、他の国の文化に詳しくなる上、意外と知らない日本についてきちんと学ぶことができます。
初対面の英語のコミュニケーションに慣れることもでき、「伝える」力もつくはず。
外国人の友だちをおもてなししたい、自国の文化を英語で説明できるようになりたいという動機がある人におすすめの方法です。
Voyagin、ボランティアガイド、おせっかいジャパンなど様々な方法がありますよ!
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
▷「お金をかけずに英会話を上達させるおすすめの方法11選」
9. カフェ英会話♪ / 英会話カフェ(スピーキング)
参加費500円で気軽に参加できることが魅力な「カフェ英会話♪」。
開催場所や開催日時も豊富で、忙しい社会人も参加しやすいです。
会話相手は日本人だけれど、レベル別なので満足度は高いはず。
イベントも多いので、趣味から英語を始めてみてもいいですね!
英会話カフェ、英会話バーで話すという方法もあります。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
▷「お金をかけずに英会話を上達させるおすすめの方法11選」
10. オンライン英会話(スピーキング)
教室に通うこと無く、自宅で手軽に英語を話すことができるのがオンライン英会話の魅力。
これなら忙しくても、隙間時間に英語を話すことができます。
社会人になってからわたしが利用しているのは「オンライン英会話 NativeCamp 」。予約なしで、好きな時間にサクッと英会話ができてしまうので、超おすすめです。
11. 短期留学
短期留学には、学校のプログラムを利用するものから、エージェントを介して申し込むものまで様々なものがあります。
初めての留学、基礎を学びたい、海外の雰囲気を掴みたいという場合は、やはり語学学校に通う方法がおすすめ。
語学学校と言っても、日本の英会話の授業とは異なり、スラングを教えてくれたり、実際に街を歩いたりと、面白い授業で楽しく学ぶことができます。
TOEICのクラスや、マンツーマン、特定の教科に関するレッスンなど、いろんなコースを用意している語学学校もあるので、エージェントを使う際は、希望を伝えてみましょう。
12. スタディーツアー / ボランティア(スピーキング)
英語でのコミュニケーション力を高めたい場合は、チームワークが求められる環境で英語を話してみてはいかがでしょう?
▷「アジアの社会問題を解決しながらまなべる学校 NPO法人very50」
とても面白い話が聞けるので、まずはぜひ公開講座に行ってみてください。
▷「国境を越えて 世界中の仲間と海外ボランティア・国際ワークキャンプ | NICE」
語学学校よりも過ごす時間が長いので、参加者はとても仲良くなるそうです!
13. インターナショナルバスツアー(スピーキング)
説明はすべて英語、参加者のほとんどはネイティブスピーカーという、なかなかハードな環境ですが、参加すれば英語力が鍛えられること間違いなし。
同世代が集まるので、すぐに打ち解けることができ、1人でも気軽に参加できることが魅力。
バスでの移動中もずっと英語環境なので、普通に旅をするよりも、英語を話す時間はかなり多いです。
▷「英語で旅するコンチキツアー 」
▷「世界の友達とバスで旅する最高に楽しい「コンチキツアー」って? | CULTUREAL(カルチュリアル)」
わたしの経験談です。非常におすすめ。
14. 長期留学
専攻が英米文学だったこともあり、長期留学に行く友だちはたくさんいました。
長期留学を申請するには、TOEFLやIELTSのスコアが必要なので、留学の準備段階から英語力を身につけることになります。
長期留学でも、語学学校に通う場合はありますが、多くはその後現地の大学に通います。
そのため、半年〜1年間で、アカデミックな英語を学ぶことができ、同世代のネイティブスピーカーと過ごす中で、短期留学とは比べられないほど、語学力が身につきます。
長期留学経験者にインタビューをした中で、多くの人が口にしていた長期留学で後悔しないために気をつけるべきことを3つほどご紹介します。
まずは、学校選び。
国、都市によっては、行ってみたものの日本人だらけ!という事態が少なくありません。事前に口コミを調べたり、留学経験者の話を聞いて、なるべく日本人が少ない環境を選ぶことが大事。
次に、授業選び。
留学では、会話力を上げたいという人も多いと思いますが、授業ではライティングを選んで、良かったという意見を多く聞きました。
理由は、基本の英語の文章の書き方(パラグラフライティング等)が身につき、ボキャブラリーが増え、きちんとした文法が学べるからだそう。
会話は、日常生活でトレーニングをする機会がありますが、ライティングスキルは授業の課題でも出ない限り、なかなか自発的に勉強しにくいですもんね。
そして、事前準備。
世界と日本の地理、歴史、ニュースを勉強しておけば良かったという声を数えきれないほど聞きました。
留学先でも勉強することはできますが、語学力がまだ身についていない留学初期は、知識でカバーする必要があります。
授業はもちろん、日常会話でもニュースは話題に登るので、勉強しておいて損はないはずです。
15. 海外インターン/ワーキングホリデー(スピーキング)(ボキャブラリー)
ビジネス英語を身につけるなら、海外で働きながら英語を話すのが1番。
専門性の高い英語を実践的に学ぶことができます。
目的に合った勉強方法を選ぶことが、英語習得のための最短ルート
「英語を話せる」ことの基準が曖昧なまま、英語の勉強を始めてしまうと、一向に「英語が話せる」という感覚を味わうことができません。
まずは具体的に、どんな人と(友人なのか、仕事の取引先なのか)どんな会話を(日常会話なのか、アカデミックな会話なのか)、どんな風に(フレンドリーなのか、丁寧なのか)英語を話したいのか、また話す必要があるのかを考えてみましょう。
その目標によっては、長期留学をすることが最短ルートかもしれないし、あるいは長期間海外に行かずとも、ものの3ヶ月本気で取り組めば、目標を達成してしまう場合もあります。
自分の理想の「英語が話せる」姿を想像して、楽しみながら、英語を勉強しましょう♪
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