ワーホリから3年後、再びオーストラリアへ行きます!

ワーホリ・オーストラリア

今夜これから3年越しのオーストラリアへ出発します。

約9ヶ月のワーキングホリデー生活を終えて、メルボルンから日本へ帰国したのが2019年9月のこと。オーストラリアにいる際に面接を受けた旅を広める会社「TABIPPO」に翌2020年1月に入社しました。

その後、誰しもが予想しなかった新型コロナウイルスの拡大で、旅行業界はストップ。できることを積み重ねがら、2年間を過ごしてきました。

そしてようやく今日、再び大好きな国、オーストラリアへ帰れることが本当に嬉しくてたまりません。

 

オーストラリアへ行くのではなく、“帰る”。
そう感じられるほど、たくさんの思い出が詰まっています。

今回TABIPPOのメンバーとして、オーストラリア政府観光局さんのお仕事で現地に出張に行かせていただきますが、メルボルンでワーホリをしている時に、まさか帰国後に政府観光局さんとお仕事ができるなんて夢にも思っていませんでした。

 

ワーホリの“今”は語られることが多いですが、ワーホリから3年後はあまり語られないかな?と思い、文章に残そうと思います。
ワーホリに興味のある方や、海外に関わる仕事をしたい方に届けば嬉しいです。

正直悔しいことも多かったワーホリ生活

3年前、ずっと心のどこかにあった「海外で暮らしてみたい」という思いを叶えるために、新卒で入った会社を退職して、オーストラリアでワーキングホリデーをすることを決めました。

初めて訪れたメルボルンはとても素敵な街で、毎日いろいろな場所を巡り、新しい出会いを楽しんでいました。

その様子をブログやSNSで発信していたので「楽しそう!」「充実してるね!」とコメントをいただくことが多かったのですが、実際は「悔しい」「早く帰りたい」そう思う日もたくさんありました。

たしかに最初の3ヶ月間は、すべてが新鮮で、生活を整えること、現地の仕事を見つけること、新しい仕事に慣れることに必死だったので、ある意味悩む余裕がなかったんです。

けれど、3ヶ月目以降、言葉の壁を改めて感じたり、日本にいる友人たちが恋しくなったり、現地の仕事もフリーランスの仕事も思うように進んでいかないことにモヤモヤすることがありました。

▼モヤモヤ初期のブログ(「メルボルン・ワーホリ3ヶ月目!初めてのホームシックで気づいたこと」)

大好きな海外にいても、悩みって色々出てくるものだな〜と、実感しています。

でも、今ここにいるからこそ悩めることなので、日本に帰って、友人や彼に会いたい気持ちもありますが、もう少しオーストラリアに留まって、何を感じるのか自己観察したいと思います。

だから、ホームシックを乗り越える!というよりは、その気持ちも受け入れて毎日を過ごしてみようとという感じです。

その後、国内旅行をしたり、趣味の習い事を始めたり、新しいコミュニティへの参加したりなど、またオーストラリアの暮らしを楽しめるようになりました。

ただ、5ヶ月ほどメルボルンに滞在したタイミングで一時帰国をしたことをきっかけに、より強くホームシックを感じて、メンタルが不安定に。今思うと、「ワーホリ中に何かしなきゃ!」と焦っていたんだと思います。

「起業したい」と思うほどパワーがある日もあれば、自信を無くして1日中ベッドでNetflixを見てしまう。
そんな気持ちの波があり、英語でも戦えない、日本の仕事もできないフラストレーションが募っていました。

そして、7ヶ月目には、人生初のクビを経験(笑)。
ブログではポジティブに話していますが、ちゃんと落ち込みましたw

▼クビになった時のブログ(ローカルの仕事をクビに!?波乱の【メルボルン・ワーホリ7ヶ月目】

1ヶ月働いたタイミングで、オーナーに呼び出され、クビ宣告されました(笑)

(中略)

でも、クビになるなんて、なかなかできない経験だし、同じようにクビになった人の気持ちも身に沁みてわかるようになったので、まあこれもワーホリならではかな、と思うことにしました。

こんな風に言語の壁や経験不足で、日本ではあまり起こり得ないような悔しい思いをすることが日々ありました。

自信をなくすと英語がうまく聞き取れなくなって、数ヶ月メルボルンで過ごしたのに「最初の頃より下手になった?(笑)」と、友だちに言われて、それにも落ち込んだり。

もちろん楽しいことが80%くらいで、本当に行って良かったなと思っていますが、20代中盤の(日本にいたら)仕事が慣れ始めている頃に、海外で悔しい気持ちを味わえたことも、なかなか得られない貴重な経験だったと思っています。

▼毎月の振り返りを含むワーホリ体験談についてはこちらの記事にまとめています!

 

正しく現在地を認識して、次の場所へ歩むということ

オーストラリアでワーホリをする前から、「ワーホリは遊びだ」「キャリアにはマイナス」と言われることに反発心があり、「絶対にこれからの人生に活かしたい」と思っていましたが、実際に経験をして「いい思い出だった、で終わらせたくない」という気持ちが更に強くなりました。

そのためには自分ができること、できなかったこと、向かいたい方向性をしっかり見極める必要があります。

▼現状(2019年時点)
・現地での生活や簡単な接客はできるが、ビジネスレベルの英語はできない
・スキル的にも気持ち的にも移住/永住には至らない
・フリーランスとしても生活はギリギリできるが、安定して仕事をするには成長が必要

▼目指したい方向性
・ひとりでは目の前のことに必死になってしまうので、ビジョンのある会社で働きたい
・個人としては未熟なので、チームで働きたい
・セールススキルを身につけたい
・留学やワーホリ経験が活かせる仕事がしたい
・パラレルキャリアで旅する働き方を継続したい

「ワーホリをして、なんとなく良かった」「半年以上海外で過ごしたから、成長した気がする」で現在地をあいまいにしたままでは、どこからキャリアをリスタートさせるかも、次に向かう先も見えてきません。

このようにシビアに自分を客観視して、現在地を確かめた上で、目指したい方向性を考えたことで、現在地から続く未来、次の1歩を歩み出す道が見えてきたように思います。

 

コロナ禍で担当したオーストラリアに関わるお仕事

旅を広める会社「TABIPPO」に入ったものの、コロナ禍で旅どころではありません。

そんななか、メディアチームと一緒に考えた特集が「TRAVEL at HOME -家から世界を楽しむアイデア-」でした。
おうちで旅気分を味わうことができるコンテンツや、収束後の旅が楽しみになるユニークな試みなど、旅に関わる明るいニュースを届けよう!という企画で、旅行業界を応援する気持ちで無償で記事掲載を行いました。(この特集だけで15記事を書きました!)

「TRAVEL at HOME」をきっかけに、いくつかの仕事のご縁が生まれたのですが、そのひとつがオーストラリア政府観光局さんでした。

2020年にオーストラリアのニューノーマルな観光について考えるゼミ形式の連続イベント「NEW TRAVEL MATE〜オーストラリアツーリズムゼミ〜」、2021年に「BackpackFESTA 2021」でのトークライブ、そして今年2022年、国境再開後のタイミングで渡航を後押しする複合型キャンペーン「Ready for Australia #そろそろ始めるオーストラリア」を実施しました。

どのようなメッセージを届けるか、どんなコミュニケーションを創造するかという企画の最初の段階から運用まで担当したので、どれも思い入れがあります。

 

再びオーストラリアを訪れるということ

冒頭に書いた通り、今回はTABIPPOのメンバーとしてオーストラリア政府観光局さんのお仕事で現地を訪れます。

3年前、初めてメルボルンに降り立ち、フリーランスになりたてで、友だちもひとりもいない状況からオーストラリアでの生活をスタートさせたことを思うと、本当に感慨深いです。

コロナ禍で海外渡航の目処はずっと立っていませんでしたが、その間にフルリモートで働くためのスキルを身につけたり、英語を学び直したり、観光業界のニュースにキャッチアップしたりと、できることを楽しみながら続けてきて良かったです。

常に悩むこと、考えることは多いけれど、振り返ると少しずつ前に進めているのかな…!次に目指したい場所をより具体的に描くためにも、再びオーストラリアを訪れるこの機会を存分に味わって、大切に時間を過ごしたいと思います。

▼オーストラリアでの様子はSNSでリアルタイムに発信する予定です!ぜひフォローいただければ嬉しいです。
Twitter:https://twitter.com/aitabata22
Instagram;https://www.instagram.com/aitabata_travel/

Ai Tabata

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「AI TIME」編集長。まちづくりベンチャー企業で広報・旅行事業立ち上げ→オーストラリア・メルボルンで海外フリーランス。企画/PR/Webマーケティングを...

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