学生の頃よりも、もっと旅が好きになった理由

昨年末から数えて、10ヶ国目となる国、タイに到着しました。

学生の頃から旅は大好きだけれど、その意味合いは年々変わってきている気がします。

セブで過ごした2週間(「海外フリーランス養成スクール in セブ島に参加してきました!」)を振り返りながら、旅を続ける理由を書いてみたいと思います。

 

落ち着くために、旅に出る

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学生の頃、旅はとにかく気持ちをワクワクさせてくれるものでした。

自分の目で見たいもの、味わいたいことがたくさんあって、旅をしている最中でさえ、次の行き先を考えているような、興奮した気持ちで旅を楽しんでいました。

 

けれど社会人になってからだんだんと、旅をすることがもっと自然に、日常的なことに感じられるようになって、旅をしているときの方が日々流れていってしまう日常よりも、ずっとリラックスしている感覚に変化しました。

さあ旅に行くぞ!と構えずに、見知らぬまちをお散歩したり、海外に住む友だちとごはんを食べたりするためだけに、飛行機に乗りたいなと思うようになって、フリーランスという働き方を選んだ部分も大きいです。

「期限がない休みは、逆に気持ちが休まらない」「目的のない時間の過ごし方が苦手」という人の意見も聞きました。

その人にとってのリラックスが旅とは別に存在するように、わたしにとっては旅が自分らしく、そして落ち着ける時間の過ごし方なのです。

 

出会う人と自分の人生が繋がっている感覚

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その時は全く考えたこともなかったのですが、今思えば少し前まで、旅のあいだ、”自分は日本から来た観光客”という感覚で、旅先に滞在していた気がします。

その感覚が今回のセブでの滞在で大きく変わりました。

 

セブで暮らしている人と自分が、全く別のこととは思えなくなったのです。

セブで働く日本人、マーケットで働く地元の人、道ですれ違う子どもたち。
わたしが過ごしてきた時間と相手が過ごしてきた時間はどんなもので、いくつもの間接を挟んでどう関わっているのかをすごく考えるようになりました。

 

旅をして目にしたシーン、感じたことがわたしの中に積み重なって、その土地を訪れなかったら湧かなかった感情を感じることは、わたしの人生にとって必ず意味がある気がします。

人は、自分だけでは自分を捉えることができないから、人生で出会う人は自分を捉えるために必要な存在です。

今回の旅で、旅先で出会った相手に対して生きててくれて良かったなと思ったり、自分も生きてて良かったなと思うことが何度かありました。

この感覚は初めてで、本当に幸せなことだと思いました。

 

目の前の人と自分の繋がりを感じて、その人に対して全力になることが、自分に対しても全力になることに繋がるんじゃないかと思います。

 

遠い国に、思い描ける人がいる幸せ

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今回の海外フリーランス養成スクールで出会ったメンバーは、これからそれぞれが決めた国で働き、暮らしていきます。

自分の選択はひとつしか選べないけど、違う人生を選んだ人のことを想像できることは、自分の人生も面白くしてくれると思います。

もし誰かが、何百万もの星のなかのたったひとつの星にしかない一本の花を愛していたなら、そのたくさんの星をながめるだけで、その人は幸せになれる。

そんな風に、世界のどこかにいる大切な人のことを想像をする時間は、小説『星の王子様』に書かれている言葉と同じように、わたしもとても幸せな気持ちになります。

 

これからも…

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これからも、お金や人脈のような、わかりやすい対価を求めすぎずに、自然体で目の前の人との時間を大切にする旅を続けていきたいと思います。

人生の時間は限られているけれど、それでも気持ちに余裕を持てば、なにも焦ることはないと思うようになりました。

この文章を読んでくれた方との繋がりも確かに存在すると思います。
ぜひ世界のどこかでお会いしましょう!

 

Ai Tabata

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「AI TIME」編集長。まちづくりベンチャー企業で広報・旅行事業立ち上げ→オーストラリア・メルボルンで海外フリーランス。企画/PR/Webマーケティングを...

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